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日記

ラムネ

・僕はお菓子が好きだ。お菓子が好きだからお菓子を専門に売ってる店でバイトをしているくらいだ。だがお菓子全般というよりかは駄菓子全般が好きで、特にラムネ系やグミ系の駄菓子が好きだ。中でも特に一番好きなのがカバヤジューCラムネで細長い筒に入っている商品よりこっちのタイプが好きだ。

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さて、この商品を食べたことがある人は分かるかもしれないがカラーボールは上についてる蓋を開け穴からラムネを取り出して食べる形の入れ物になっている。この穴はちょうど子供の人差し指がすっぽりと入る程度の穴だ。もう気づいた人もいるかもしれないが、僕は小学生の時この穴に指を入れて抜けなくなって消防署まで行った過去がある。

 

小学4年生くらいの夏の日、暑い中放置しておいたラムネは容器の中でラムネ同士がくっつき更にそれが容器にしっかりくっつきと取りづらくなるときがある。どんなに容器を叩いても振ってもラムネは出てこない。大人になってしまえばたかが60円のお菓子の残り数粒にそこまで固執することもないが、当時のお小遣いは400円程度でラムネ一粒でもとても大切なものだった。当然意地汚い僕は何とかして中のラムネ取ろうと考え指を入れて取ろうと試みた。しかし、容器の底についたラムネに子供のとはいえ人差し指が届くはずもなく、意地汚い心で深く思い切り突っ込んだ指は第二関節に引っかかって抜けなくなった。

最初は笑っていた。抜けなくなった指輪を外すために石鹸水で滑りを良くして取るなどの方法をテレビ番組の世界丸見えなどで見てたので、自分も石鹸水で取ろうと試みた。本当にこんなことあるんだなぁ程度で石鹸水を塗りたくり、石鹸水も付いちゃったしラムネのことは諦めるか~程度に指を抜こうとした。抜けない。どんなに石鹸を増やしても抜けない。おかしい、テレビでは簡単に取れてるはずなのに抜けない。

台所で必死に何かをする子供の様子に気づいた母親が、「あんた何やってるのよ~」と笑いながら近づいてきた。僕は半分涙目になりながらラムネが入ったプラスティックの指人形がくっついた人差し指を見せた。母は「あんた何やってんの!!!!」と烈火の如く怒り出し、ハサミやペンチで切ろうとしたが割と丈夫な容器は壊れなかった。いよいよ打つ手がなくなり、もうこのまま終りかと思ったとき見ていた父親がさらに追い打ちをかけた。「おまえ、これはもう指を切るしかないよ。これから4本指だな。」と。今でも忘れない。それを聞いた瞬間涙が止まらなかった。こんなくだらないことで指が一本なくなるのかと情けなかった。

「くだらないこと言ってるんじゃないよ、早く消防署行くよ」と母親に連れられ放心状態のまま消防署に自転車を漕いで向かった。途中友達に会い、「よぉ!どこ行くの!?」と聞かれたが「うん…ちょっと…」としか答えられず、もはや自分の指がなくなることしか頭になかった。

 

消防署に着き、階段を上がり消防隊員が居る部屋に入った。屈強そうな男3人がミーティングをしていたが、涙を流しながら入ってくる子供を見て「どうしました!?」と駆け寄ってきた。実は…と母が経緯を説明し、あぁ、それなら指輪を切るやつで切りましょうと事が進み、「お母さん、大丈夫だとは思いますが一応こちらに承諾書を…」と本来指輪を切るための器具のため、指輪を切ることに同意する同意書をわざわざラムネの容器のために書き、見事消防隊員の人のおかげで3,4時間付き合った容器とさよならをすることができた。容器は強く指に食い込んでいたため、人差し指は血が止まり明らかに他の指と大きさが違っていた。

あの時ほど消防の人がカッコよく見えたことはなかった。それがきっかけで自分も消防隊員を目指すなんてことはなかったが、本当に感謝している。

 

最近バイトで品出しの際にふとカラーボールを見てみたら、容器にしっかりと「取り出し口に指を入れないでください」と書かれていた。きっとラムネ数粒に固執する卑しい子供は僕だけじゃないのだと思った。

 

 

 

 

 

・最近資格の勉強をしているが思ったようにあまり進まない。

眠気覚ましにとブログを書いたが余計に眠くなってきた。

もう少し頑張ろう。