日記

・昔メイプルストーリーをやっていたときの話。

メイプルストーリーでは敵を倒すと敵からお金が出る。そのお金は大体はした金で、100匹分のお金でやっと薬が一つ買えるようなお金だった。
初心者だったころの自分はもちろんお金を持っているはずもなく、ひたすらに敵を倒しては一銭も逃すまいと必死にお金を拾い集めていた。

そこにたまに来るのが通りがかりの高レベルプレイヤーである。
彼らは初心者の自分に高レベルのみが使えるスキルを見せびらかすように発揮し、過ぎ去っていく。
彼らは勿論お金に困っていることもないので敵から落ちるはした金やアイテムを取らずに去っていく。
そこで自分は乞食並みに落ちてるお金を拾い集めてお金を貯める…というプレイスタイルを取っていた。

自分のレベルが上がるにつれお金に余裕が生まれ、敵が落とすお金に対して何の興味も示すことが無くなってきた。
どうせはした金だし、拾うほうがむしろ面倒くさい…といつか見たお金を拾わない高レベルプレイヤーに自分がなっていた。
あぁ、やっとわかった。お金を拾わないあいつらの気持ちが。と僕は思った。








今、自分は初心者の位置にいる。
マジで金が無い。今現在財布に2800円しか入ってない。バイト終わりに駄菓子一個買うのですら迷うレベルで金が無い。
だけど、いつか自分も現実世界であの高レベルプレイヤーのようになれるのかなぁと夢見てる。








マジで金が無い。
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・卒論で書くテーマは決まって目次も決まった。
だが手につかない。マジでやる気が起きないし、書ける気もしない。




・卒論の内容としては子供を産むこと*1に意味はあるのか、みたいな内容を書く。
ずっと疑問に感じていたことは、なぜ人は子供を産むのかということ。
自分が思うに、子供を産む理由っていうのは二つあると思う。一つは社会的な理由。これはつまり、世の中の制度(社会保障とか介護とか)を維持発展させていくためだったり、子供がいれば子供のために仕事が頑張れるとか生産性を上げるためだったり、生活を賑やかに楽しくするために産むっていうのが一つの理由。
もう一つの理由は、生物学的な理由であり、種を残していくことが生き物としての使命だから産むということ。

でもこれって良く考えてみると、全ての理由において今生まれている存在にとってしかメリットがないんだよね。
「新しい世代が居ないと自分たちの生活がきつくなっちゃう!」「子供が居ないと人生つまんない!」「気持ちいいことしたらできちゃった!」「子供残すのが生物としての使命だよね!」
better never to have beenの著者ベネターは人が子供を産むことはただ性行為の結果でしかなく、子供のことを何も考えていないと著書で述べている。

人は生きていく上でもちろん嬉しいこと、楽しいこと、喜ばしいこと、沢山あるはず。だが、それを上回るほどの苦悩や厄災があることもまた事実。
ベネターは注射針一本の痛みでその人生が生きるに値しないほど苦痛に満ちたものになる、と述べているが、まさにその通りだと思う。
プラスはなくても困らないが、あった方がイイ。マイナスはない方がイイが、あったら困る。
つまり人が一番優先すべきはマイナスが無い状態であり、それはつまり生まれないことを意味する(生まれなければプラスはないが、それと同時にマイナスもないから)。
ということは、子供を産むということはその子供にとんでもない厄災を与えてしまっており、メリットどころかデメリットしかないのでは?というのが趣旨です。




もし子供を産むことによって「子供に生じるメリット」が何かあればどなたか教えていただけるとありがたいです。
卒論の参考にしたいので…。

*1:面倒くさいからここでは「産む」にしているけど、子供を産むことは男女の責任であるから本来ならば「誕生」が妥当だと思う

・せつこの一周忌が終わった。終わったといってもまぁいつも通りお墓参りをして手を合わせるいつもの感じだったけれども。
去年のちょうど今頃だった気がする。



いつまでも悲しむよりも、時に思い出すことが一番の供養になるのだと思う。
せつこと共に生きた時間があった、その事実がある限りせつこが存在した事実は消えない。
柱にある傷や壁紙をはがされた後、そうした生きてきた証を心に刻めば寂しくはない。
明幽違えど、心で共に。




あとは彼女に作ってもらったせつこのキーホルダーがあるからね。
ずっと使っているからさすがにぼろぼろで黒ずんでしまったが、出かけるときは「行くぞ!せつこ」と声をかけて一緒に出掛けてるような気もしている。
死んだことをいつまでも悔い悩むより、生きていた時のことを考えた方が双方にとってもずっといいと思った。



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